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お知らせ

熊本地震 被災者支援 職員現地派遣報告-4~6-

緊急時災害介護支援チーム(DCAT)での当法人の活動が5/19(木)をもって終了いたしました。今回は第4クールから第6クールまでの活動をまとめてご報告いたします。

第4クール 5/7(土)~5/11(水) 介護老人保健施設ぶんすい 介護福祉士 坂牧 洋平

第5クール 5/11(水)~5/15(日) 介護老人保健施設サンプラザ長岡 介護福祉士 小林 直久

第6クール 5/15(日)~5/19(木) 特別養護老人ホームおぢやさくら 介護福祉士 小林 正慈

避難所となっている益城町総合運動公園各施設、益城町中央小学校、広安小学校、飯野小学校、小規模多機能型居宅介護事業所「あんず」の支援活動を中心に行いました。

・DCATが支援を開始してから4週間、ピンク色のビブス(常時DCATメンバーが着用)も浸透し、好意的に受け入れてくれる被災者の方も多く、より円滑な活動が可能になりました。

・避難所では初夏を迎え、食中毒や感染症予防の注意喚起が重要な時期となりました。

・長期化する避難所生活の中、ストレスを抱える児童の心の問題も懸念され、専門家の巡回も予定されております。

・避難所では、要介助者の日常的な生活が少しでも自立して楽にできるように、日本リハビリテーションアシスタンスチーム(JRAT)と連携し、避難所での手すりの設置やベットの改修などにも取り組んでいます。

・避難所での被災者の方への相談事の聞き取りから、必要に応じ行政・病院への対応へつなぐ、または入浴介助が必要な場合、「あんず」へお連れし対応する。この対応も徐々に改善の上有効な支援につながっている模様です。

今般の活動を通じ、要支援者の方の声をお聞きして、地元コーディネーターと支援チームスタッフが情報を共有し、必要な支援を適時的確に行い、課題は確実に次のチームへ引き継ぎ、更なる改善へ向かうという理想の流れを実現させるべく、各自短い期間ながらも懸命に取り組みました。情報も錯綜する中で、DCATの活動をご理解いただき、様々な事情を抱える被災者の方とコミュニケーションをとり、円滑な支援につなげる難しさに各自苦慮した模様です。

医療・介護・福祉のサービスは、いかなる時も、あらゆる年代、あらゆる健康レベルの方にあったサービスを提供できるという基本理念があります。今回、現地で支援活動を行いました職員はもちろんですが、被災地で日常の延長として介護を行うことの重要性を再度認識しました。今後も出来うる限りの支援を継続して参りたいと思います。

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